なぜ虫歯治療に顕微鏡(マイクロスコープ)が必要なのか。

虫歯治療は、保険で可能な肉眼やルーペで十分にできる、と思われてる方がほとんどではないでしょうか。残念ながら、多くが再発を繰り返してしまいます。原因は細部まで見えてないためです。                                              

虫歯を除去する際は、虫歯のみ赤く染まる液体を使い、赤い部分だけを削りますが、赤い所が残ると将来再発します。動画は、青テープの歯における虫歯を除去して                               

肉眼→ルーペ→顕微鏡低倍率→顕微鏡高倍率 といった倍率で顕微鏡を覗いてます。                                               

顕微鏡高倍率で見ると僅かに残っているのが見えますか?ミクロの眼で見ると、実は虫歯が除去されずに残っており、再発の原因となるのです。当院では、高性能で世界最高と言われるカールツァイス製顕微鏡を使い、かつ最大倍率を使用し、取り残しを見逃しません。21倍の世界だから可能になる、保険とは精密さが全く違う、成功率の高い治療を提供できます。

但し、ほとんどの虫歯は動画の様な見やすい部位にはないので、治療には十分な時間を必要とします。大きな虫歯は徹底的に除去するだけで1時間を要するためです。どんなに優秀な歯科医でも、見えないと処置はできません。きちんとした治療の歯医者を調べ、選ぶ事が大切です。特に、虫歯治療は本来非常に難しい治療なので、最初にあなたの歯を触る歯科医師で、歯の寿命が変わります

さらに顕微鏡の必要性が一目瞭然の動画がありましたので、高知県 宇賀歯科HP 最新情報2022.12.18「保険のクラウンはなぜだめなのか」をご覧下さい。なぜ歯科医が自分の歯には保険を入れないのか分かるでしょう。なお保険の白いプラスチックの詰め物も顕微鏡で見ると、同様な段差を認めます。(保険診療は、安価で治療して貰える良い制度、と誤解されていますが、医科と違って歯科の場合、医学を無視して安さだけを追求したものです。)

そこで当院の自由診療では、全国トップクラスの顕微鏡歯科と同じ様に、①顕微鏡下にて歯を削り②歯に糸を巻いて(圧排)、個人トレーによる正確な型取りを行い③終始、顕微鏡で製作作業を行う一流の歯科技工士(一流は保険を扱いません)へ製作を依頼します。④そして完成したクラウンを顕微鏡下にて装着。以上、全てを顕微鏡で行う事によって、段差のない詰め物・被せ物がようやく提供できるのです。時間もコストもかかるため、数%の医院でしか行われていません

それから、私が保険治療をオススメできない1番の理由は、9割に発生する誤切削(ご存知ない方は検索されて下さい)を防げないからです。ルーペでは見えないので、知らない先生もいるでしょうが、当院では顕微鏡高倍率を使用し、防止できます。診察をご希望の方はできるだけ午前中にご連絡下さい。また、受診時に時間を確保していますので、電話での質問はご遠慮願います。最後に、宇賀先生は真面目な尊敬できる顕微鏡歯科医ですから、高知へ引っ越しをされる方にはオススメです。